静音性を重視したケースファンの選び方のポイントとおすすめ8選【2020年7月版】

cpuファン

ドスパラ

ケースファンとは一体何か、どうやって選べばいいのか、2020年7月時点での静音性を重視したおすすめのケースファンはどれかということをこの記事では紹介していきます。

これからケースファンを選ぶ方の参考になるように、メーカーやサイズ等、幅広く紹介します。

今回はPC使用中に音で気が散らないことを意識して、特に静音性を重視して紹介していきます。

ぜひ最後まで読んで、ケースファンを選ぶときの参考にしてみてください。

ケースファンとは

ケースファンとは、PCケースの中で空気の通り(エアフロー)を作り、PC内部の温度が上がるのを防ぐための装置です。

エアフローがない状態だと、CPUなどのパーツの温度が上昇し、熱暴走が起きて壊れてしまうことがあります。

基本的にはPCケースに付属しているケースファンで大丈夫だといわれていますが、ハイスペックなパーツをたくさん使ってPCを組んでいくほど温度上昇しやすいのでケースファンの性能が重要になります。

また、ケースファンはケースに取り付けるので、騒音が気になる方が多いです。

騒音が気になる方には静音性を重視したケースファンがおすすめです。

ケースファンの人気メーカー一覧

ケースファンの人気メーカー3つと特徴や評価を解説します。

ケースファンの人気メーカー3つ
  • サンワサプライ(SANWA SUPPLY)
  • サイズ(SCYTHE)
  • noctua(ノクチュア)

サンワサプライ(SANWA SUPPLY)

サンワサプライのケースファンは、サイズが6㎝、8㎝、9㎝、12㎝と展開されています。

必要な大きさを選べるところがいいです。

また価格は1000円程度の低価格なものが多く購入しやすいです。

静音ファンもラインナップされています。

サイズ(SCYTHE)

サイズ(SCYTHE)のケースファンは、780円程度の低価格なものから3000円程度のものまであります。

ゲーマーPCでよく使われるLEDで光るケースファンもあります。

単色にしか光らないものもあれば、「アドレサブルRGBファン」という、各ファンごとに違う色で発色するよう指示できるものまであります。

種類の多さもおすすめポイントの一つです。

noctua(ノクチュア)

noctua(ノクチュア)のケースファンは1,000円から4,000円を超えるものまであり、比較的高価となっています。

noctua(ノクチュア)もかなり多くの種類が販売されています。

例えば、光ることはないけれど、ケースファンにつけるパーツが6色ありカラフルなものや、産業用の風量が多いものなどがあります。

ケースファンの選び方

ケースファンの選び方を以下の5つのポイントから解説します。

ケースファンの選び方5つ
  • 設置箇所で選ぶ
  • サイズで選ぶ|12cm角・25mm厚が安定
  • 回転数で選ぶ
  • 静音性で選ぶ
  • 接続端子もチェック

設置箇所で選ぶ

一般的には、ケースの前側下部分(前面給気)と、背面の下部分(背面排気)に設置します。

下部分に設置する理由としては、空気は温度上昇すると下から上に上がっていくためです。

またケース前側下部分・背面下部分以外にも設置場所があれば、必要に応じてケースのサイド(サイドケースファン)や上部(トップケースファン)につけることもあります。

サイズで選ぶ|12cm角・25mm厚が安定

ケースファンの一般的なサイズは12cm角・25mm厚が安定といわれています。

6㎝角のものや、20㎜厚のものもあります。

非常にたくさんのサイズ展開があるので、悩むところではあります。

ただ、大きさは大きい方が、厚みは厚い方が冷却性能が高くなるといえます。

設置できる場所の大きさにも寄りますがどの程度冷却したいかで選ぶといいです。

回転数で選ぶ

ケースファンの回転数は「rpm」という単位で表示されています。

800rpmや2000rpmと説明に書かれていれば、それが1分間で回る回数で、回転数のことです。

低回転でもサイズが大きければ風量は多くなります。

また回転数と大きさのバランスは静音性との関係も出てきます。

風量や静音とのバランスを見て回転数を決めるのがいいです。

静音性で選ぶ

静音性をチェックしたい場合は、ノイズの項目を確認します。

「dB/A」がノイズの項目です。

ここの数値が大きいほど騒音があるということです。

静音性を重要視して選ぶ場合はdB/Aの数値を必ずチェックしましょう。

接続端子もチェック

ケースファンの接続端子は3ピンと4ピンなど、1種類ではありません。

ケースファンを確実に使用するためには、自身のPCのマザーボードから出ている端子がどの端子になっているかを確認する必要があります。

そして購入時はそれに合わせた接続端子のケースファンを購入することをおすすめします。

かならず自身のPCのマザーボードを確認してから購入しましょう。

ケースファンの人気おすすめ8選

ここではケースファンの人気おすすめ8選を紹介していきます。

サイズ KAZE FLEX 1200rpm SU1225FD12M-RH

最初に紹介するおすすめのケースファンは、「サイズ KAZE FLEX 1200rpm SU1225FD12M-RH」です。


サイズ KAZE FLEX 1200rpm SU1225FD12M-RHの仕様・製品情報

サイズ 120 x 120 x 厚さ27 mm
接続 3ピン
回転数 1200 rpm ±10 %
定格電圧 DC12V
本体重量 約135 g

サイズ KAZE FLEX 1200rpm SU1225FD12M-RHのおすすめポイント3つ

  • 静音性に優れたケースファン
  • 低価格
  • 風量は3種類販売している

サイズ KAZE FLEX 1200rpm SU1225FD12M-RHのレビューと評価・評判

静音性に優れた低価格なケースファン

今回、静音性に優れたケースファンを紹介していますが、こちらサイズのKAZE FLEX 1200rpm SU1225FD12M-RHのノイズは24.9 dBA / 51.17 CFMとなっており、静音性に優れているといえます。

そして、価格が800円を切っているところもあり(2020年7月現在)低価格のため購入しやすいです。

風量は800rpmと1200rpm、2000rpmの3種類がラインナップされています。

COOLER MASTER MasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1

次に紹介するおすすめのケースファンは、「COOLER MASTER MasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1」です。


COOLER MASTER MasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1の仕様・製品情報

サイズ 120 x 120 x 25
接続 4ピン
回転数 650 ~ 2,000 ± 10%
定格電圧 12 VDC
重量 137 g

COOLER MASTER MasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1のおすすめポイント3つ

  • 発光色をカスタマイズできる
  • ケーブルなどを巻き込んだら止まる
  • ノイズ低減技術と吸音素材

COOLER MASTER MasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1のレビューと評価・評判

発光と静音性を求める方におすすめ

こちらのCOOLER MASTERMasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1は、ケースファンを光らせることができます。

さらに、各社のRGB規格に対応しているため、好きな色の光にカスタマイズが可能。

そして静音性も、ノイズ低減技術と吸音素材を使用しているため31dBとなり、光るタイプでは静音性があるといえるでしょう。

COOLER MASTERMasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1は、巻き込み防止防止センサーも搭載しているので、ケーブルなどを巻き込んだ時に自動的にファンが止まります。

ケースファンを光らせたい、でもノイズも抑えたいという方におすすめです。

NF-P12 redux-1300 PWM

次に紹介するおすすめのケースファンは、「NF-P12 redux-1300 PWM」です。


NF-P12 redux-1300 PWMの仕様・製品情報

サイズ 120x120x25 mm
接続 4ピン
回転数 300 RPM~1300 RPM
ノイズ 19,8 dB(A)
動作電圧 12V

NF-P12 redux-1300 PWMのおすすめポイント3つ

  • 騒音が少ない
  • 価格が安い(旧製品の廉価版)
  • 静音性と風量のバランス良し

NF-P12 redux-1300 PWMのレビューと評価・評判

静音性と風量も欲しいし価格も抑えたい方に

こちらのNF-P12 redux-1300 PWMは、ノイズの値が19,8dB(A)ととても低いです。

19,8dB(A)であれば、あまり気にならなずにパソコン作業やゲームに集中できるでしょう。

風量も92,3 m³/hとなっており、問題ないといえます。

その上、旧製品の廉価盤として現在販売してるため、価格が安くなっているのも特徴。

静音性と風量の良さを低価格で手に入れたい方におすすめです。

NF-A12x25 PWM

次に紹介するおすすめのケースファンは、「NF-A12x25 PWM」です。


NF-A12x25 PWMの仕様・製品情報

2000 RPM

サイズ 120x120x25 mm
回転数
ノイズ 22,6 dB(A)
接続 4ピンPWM
動作電圧 12V

NF-A12x25 PWMのおすすめポイント3つ

  • 風量を重視したモデル
  • 風量重視なのに静音性もかなり高い
  • 1700rpmまで回転数を落とせる

NF-A12x25 PWMのレビューと評価・評判

静音性と風量を兼ね備えたケースファンが欲しい方におすすめ

このNF-A12x25 PWMは、風量が102,1 m³/hとなっており、きちんとした冷却性能が期待できます。

そして、ノイズも22,6 dBなので気になるレベルではないといえるでしょう。

付属されている減速ケーブルを使用することで、1700rpmでの運用も可能となっていて減速させたい方にも向いています。

ただ、他のケースファンよりも価格がぐっとあがり4000円程度となっているため、性能にこだわり硬い方におすすめです。

MasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1

次に紹介するおすすめのケースファンは、「COOLER MASTER MasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1」です。


COOLER MASTER MasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1の仕様・製品情報

サイズ 120 x 120 x 25mm
接続 4ピン PWM
RGBコネクタ 3ピン
12 VDC
RGB定格電圧 5 VDC

COOLER MASTER MasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1のおすすめポイント3つ

  • デュアルループ アドレサブルRGB LED搭載で好みの発光に設定
  • 静音性と冷却性能を兼ね備える
  • 巻き込み防止センサー採用

COOLER MASTER MasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1のレビューと評価・評判

発光タイプで静音性も期待できるケースファン

こちらのCOOLER MASTER MasterFan MF120 Halo MFL-B2DN-18NPA-R1は、デュアルループアドレサブルRGB LED搭載なので、2重のラインをそれぞれ独立させて好みの発光にカスタマイズできます。

発光するタイプですが、ノイズ低減技術と吸音素材によってのノイズを6-30dBAに抑えてるため、静音性が高いです。

巻き込み防止センターも採用されているので他のケーブルを巻き込んでしまっても痛めにくい作りになっております。

さまざまなな発光を楽しみたい方に特におすすめです。

IN WIN Sirius Loop ASL120 ASL120FAN-1PK

次に紹介するおすすめのケースファンは、「IN WIN Sirius Loop ASL120 ASL120FAN-1PK」です。


Sirius Loop ASL120 ASL120FAN-1PKの仕様・製品情報

サイズ 120 x 120 x 25mm
コネクター 4ピン
ノイズ 27dB(A) 最大
風量 50CFM
定格電圧 DC 12V

IN WIN Sirius Loop ASL120 ASL120FAN-1PKのおすすめポイント3つ

  • 上品に枠だけ発光する
  • ノイズは27dBAと低い
  • ゴムを四隅につけて耐震性アップ

IN WIN Sirius Loop ASL120 ASL120FAN-1PKのレビューと評価・評判

しっかりノイズを抑えた上品な発光タイプ

IN WIN Sirius Loop ASL120 ASL120FAN-1PKは、ノイズが27dBAと低いですが発光もする製品です。

発光するとはいえ、羽が発光するのではなく枠のみの発光で光り方が上品です。

また、耐震ゴムがついているので、振動が伝わるのを抑えることでノイズもしっかり抑えてくれます。

羽が光るのはちょっと…。でも発光はさせたいという方におすすめです。

サンワサプライ TK-FAN5

次に紹介するおすすめのケースファンは、「サンワサプライ TK-FAN5」です。


TK-FAN5の仕様・製品情報

サイズ W120×D120×H24mm
電源コネクタ ファン用電源(小3pin)
回転数 1,200r.p.m
ノイズ 23.9dBA
最大風量 50.72CFM

TK-FAN5のおすすめポイント3つ

  • 安心の大手メーカーサンワサプライ
  • ノイズは低めの23.9dBA
  • ねじ止めしやすい形状(リブなし)

TK-FAN5のレビューと評価・評判

安心の大手メーカーサンワサプライ製

ケースファンを購入したいけど、あんまり知らないメーカーは不安だなという方には、サンワサプライ製のTK-FAN5をおすすめします。

こちらのTK-FAN5はノイズも23.9dBAと抑えられているので静音性を重視した方にも向いているといえます。

風量は50.72cfmでノイズが23.9dBAなので、風量と静音性のバランスも良いです。

価格も1000円程度なので、今ノイズが気になっている方は換装を試す価値があります。

サイズ KAZE FLEX 120 PWM SU1225FD12M-RHP

次に紹介するおすすめのケースファンは、「サイズ KAZE FLEX 120 PWM SU1225FD12M-RHP」です。


サイズ KAZE FLEX 120 PWM SU1225FD12M-RHPの仕様・製品情報

サイズ 120 x 120 x 厚さ27 mm
接続 4ピン
回転数 300 ~ 1200 ±10% rpm
ノイズ 4.0 ~ 24.9 dBA
風量 16.6 ~ 51.17 CFM

サイズ KAZE FLEX 120 PWM SU1225FD12M-RHPのおすすめポイント3つ

  • ノイズは4.0 ~ 24.9 dBAと静音性は高い
  • 軸受け部は高合金で摩擦がすくなく寿命が長い
  • 衝撃吸収ラバーパッド採用で振動が少なく静か

サイズ KAZE FLEX 120 PWM SU1225FD12M-RHPのレビューと評価・評判

風量より静音性を求める方にはサイズ KAZE FLEX 120 PWM SU1225FD12M-RHP

こちら、サイズ KAZE FLEX 120 PWM SU1225FD12M-RHPは衝撃吸収ラバーパッドが採用されていて、振動や騒音を防ぐようにできています。

そのためノイズは4.0 ~ 24.9 dBAとなり、静音性に優れています。

そして軸受け部が高合金のため、摩擦がすくなく長寿命です。

風量が16.6 ~ 51.17 CFMと少し頼りなさを感じますが、それよりも静音性を求める方にはぜひおすすめします。

人気おすすめのケースファンのまとめ

以上、静音性を重視して10製品ご紹介してきましたが、静音性を求めるのであれば、ノイズは30dBA程度までに抑えるといいでしょう。

ノイズの数値を確認してから、サイズや回転数、発光するかどうかをチェックしていくといいです。

ノイズは集中力を欠き作業のペースに関わることもあるので、ぜひこの記事を参考にして静音性を重視したケースファンを見つけてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です