デュアルOSタブレットならば、一つのタブレットでAndroidやWindowsなどのOSを切り替えて複数使用できます。
ここではそんなデュアルOSタブレットの概要や用途、選び方などについて解説します。
また、デュアルOSタブレットの中からコスパや性能、用途などに応じたおすすめのデュアルOS搭載タブレット5選を紹介します。
デュアルOSタブレットとは?
デュアルOSタブレットとは、一つのタブレットに2つのOSが搭載されているタブレットです。
OSはタブレットやパソコンを動かすためのソフトウェアで、OSを基に様々なアプリケーションが動作しています。
基本的に同時に2つのOSを使うことはできません。しかし、デュアルOSタブレットではOSを切り替えて使えるようになっています。例えばAppleのiOSから、GoogleのAndroidに切り替えて、Androidでしか使えないアプリを使うといったことができます。
デュアルOSタブレットの使い方
デュアルOSタブレットの使い方を3つ解説します。
- 状況やシーンによって使い分ける
- OS限定のアプリを使う
- OSによる互換性のテスト
状況やシーンによって使い分ける
デュアルOSを搭載したタブレットは、再起動が必要ですが、2つのOSを切り替えて使用できます。そのためAndroidの高い拡張性が活きる分野や、iOSの高いセキュリティが活きる分野によって2つのOSを使い分けるのがおすすめの使い方です。
また、Windowsを搭載したものであれば擬似的にパソコンを使うために切り替えることもできます。
OS限定のアプリを使う
ゲームなどのアプリケーションやソフトウェアの中には、iOSやAndroid限定で対応しているものも多く存在しています。
また、パソコン専用のソフトウェアは非常に多く、しかも無料のものも多いです。
これらの使えるOSが限定されたアプリやソフトを使うためにデュアルOSタブレットでのOS切り替えが役立ちます。
OSによる互換性のテスト
複数のOSに対応している文書やデータ、ソフトウェアなどを作成する際、通常は互換性のテストでデータをわざわざ別の端末に移動させなくてはなりません。
しかしデュアルOSタブレットならば同じ端末で複数のOSを起動できるため、互換性のテストに使えます。また、OSの機能比較などの場面でも役立ちます。
3種類のOSを比較しよう
デュアルOSタブレットの使い方を3つ解説します。
- Android OS
- Windows OS
- iPad OS
Android OS
Android OSは、Googleが開発したスマートフォン、タブレット向けのOSです。
Android OSはパソコン用のWindowsと比べて、容量が少ない、動作が軽いといったメリットがあります。
アプリなどの拡張機能はWindowsには及びませんが、iOSより高い拡張性は持っています。軽量かつ様々な用途に使うならばAndroid OSがおすすめです。
Windows OS
Windows OSはMicrosoftが開発したパソコン向けのOSです。
パソコン向けのOSというだけあって要求される端末の性能が高く、高い性能を必要とするソフトも多いです。
しかし、Android OSを超える高い拡張性は魅力です。高性能な端末を買える予算があり、パソコンゲームや専用ソフトなどを使いたいならWindows OSがおすすめです。
iPad OS
iPad OSはiOSと呼ばれるAppleが開発したOSです。
iOSの長所は高いセキュリティ性にあります。
iOSのアプリは基本的にはApp Storeからしかダウンロードできません。
また、App Storeの審査は他のアプリストアより厳しめです。それもあってiOSのアプリには安心して使えるアプリケーションが非常に多く、便利です。
デュアルOSタブレットの選び方
デュアルOSタブレットの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- 通信方式|SIMフリータイプとWi-Fiタイプ
- ストレージ|32GB以上を選ぼう
- メモリの容量|4GB以上が目安
- CPUもチェック
通信方式|SIMフリータイプとWi-Fiタイプ
タブレットの通信方式は2種類存在しています。一つはSIMフリータイプ、もう一つはWi-Fiタイプです。
Wi-Fiタイプは基本的にWi-Fiに繋がなければインターネットに繋ぐことができません。
SIMフリータイプもWi-Fiに繋げばインターネットに繋げられるという基本は同じです。しかし、こちらはSIMカードを別途で契約することでモバイルデータ通信が使えます。
ストレージ|32GB以上を選ぼう
タブレットのストレージは重要な要素です。
ストレージはタブレットのOSのデータや写真、動画などといったデータを格納するためのパーツです。この容量が多いほど多くのデータを保存できるため多いほど良いです。
基本的にタブレットならば32GBで十分ですが、デュアルOSは2つのOSデータでより容量を使うため更に余裕がある方が望ましいです。
メモリの容量|4GB以上が目安
タブレットのメモリは例えると作業台の広さのようなものです。
作業台が広いと同時に複数の作業がしやすいように、メモリの容量が増えるとアプリなどで同時処理できる要素が増えます。その結果動作が速くなります。
スマートフォン用でもあるiOSやAndroidであれば2~3GBでも足りることが多いですが、Windowsを使う場合は4GB以上無いと動作が安定しにくいため4GBが目安です。
CPUもチェック
タブレットの性能の中枢を担っているのがCPUです。CPUの性能はタブレットの性能に直結し、動作に大きく影響します。
デュアルOSタブレットではiOSもAndroidも動かすため、汎用性のあるCPUが採用されていることが多いです。
しかしiOSなど独自のCPUを使うのが標準のOSもあるため、メインで使うOSが上手く動作するCPUかどうかをチェックして選ぶのがおすすめです。
デュアルOSタブレットの人気おすすめ5選
デュアルOSタブレットのおすすめ5選を紹介します。
Teclast Tbook 16 Pro
最初に紹介するおすすめのデュアルOSタブレットは、「Teclast Tbook 16 Pro」です。
Teclast Tbook 16 Proの仕様・製品情報
画面サイズ | 11.6インチ |
---|---|
画面解像度 | 1920ב1080 |
OS | Windows10、Android |
メモリ容量 | 4GB |
ストレージ | 64GB |
Teclast Tbook 16 Proのおすすめポイント3つ
- Windows10&Android
- 余裕のある64GBストレージ
- フルHD解像度
Teclast Tbook 16 Proのレビューと評価・評判
バランス良い性能の初心者向けタブレット
Teclast Tbook 16 Proは、突出して高い性能のあるタブレットではありません。しかし、どの性能を取っても低くないため、バランスが良く無難に使えます。
また価格も高めでは無いため初めてデュアルOSを使ってみる人におすすめのタブレットです。WindowsOSとAndroidOSのデュアルOSとなっているため、拡張性も高めなのが魅力です。
CHUWI Hi10 Plus
次に紹介するおすすめのデュアルOSタブレットは、「CHUWI Hi10 Plus」です。
CHUWI Hi10 Plusの仕様・製品情報
画面サイズ | 10.8インチ |
---|---|
画面解像度 | 1920×1280 |
OS | Windows10、Android |
メモリ容量 | 4GB |
ストレージ | 64GB(最大128GB) |
CHUWI Hi10 Plusのおすすめポイント3つ
- 拡張可能なストレージ容量
- 4コアCPUで高速
- 大容量11000mAhのバッテリー
CHUWI Hi10 Plusのレビューと評価・評判
ストレージやバッテリーが豊富なデュアルOSタブレット
CHUWI Hi10 Plusは、ストレージ容量とバッテリー容量が非常に豊富なデュアルOSタブレットです。ストレージ容量は64GBですが別途microSDカードを購入することで128GBまで拡張できるため、デュアルOSでの容量圧迫の心配もありません。
また、SIMフリーでは無いですが11000mAhという容量多めのモバイルバッテリーと同じくらい豊富なバッテリー容量があります。そのため持ち運びにも適しています。
Teclast Tbook10
次に紹介するおすすめのデュアルOSタブレットは、「Teclast Tbook10」です。
Teclast Tbook10の仕様・製品情報
画面サイズ | 10.1インチ |
---|---|
画面解像度 | 1920×1200 |
OS | Windows10、Android |
メモリ容量 | 4GB |
ストレージ | 64GB(最大+128GB) |
Teclast Tbook10のおすすめポイント3つ
- 小さめの画面サイズ
- ミニHDMI端子
- 拡張可能なストレージ
Teclast Tbook10のレビューと評価・評判
コンパクトかつ弱点もカバーしているタブレット
Teclast Tbook10は、デュアルOS搭載のタブレットの中では10.1インチという小さめの画面サイズをしています。そのため持ち運びに便利です。
また、画面が小さく見づらいというデメリットはミニHDMIからモニターに出力することでカバー可能です。
microSDカードで+128GBまで拡張可能なため、合計するとストレージは192GBまで多くなります。ストレージを多く使う動画や画像の保存目的の方におすすめです。
Teclast X80 Pro
次に紹介するおすすめのデュアルOSタブレットは、「Teclast X80 Pro」です。
Teclast X80 Proの仕様・製品情報
画面サイズ | 8インチ |
---|---|
画面解像度 | 1920×1200 |
OS | Windows10、Android |
メモリ容量 | 2GB |
ストレージ | 32GB(最大+128GB) |
Teclast X80 Proのおすすめポイント3つ
- 8インチの画面サイズ
- IPSパネルで見やすい
- 非常に軽量
Teclast X80 Proのレビューと評価・評判
スマホのようにも使えるデュアルOSタブレット
Teclast X80 Proは、8.0インチという小さい画面サイズのタブレットで、その分非常に軽量となっています。軽量であるため持ち運びが楽な点が魅力です。
また価格も安く設定されています。しかしその分CPUやメモリ、ストレージやバッテリー容量など様々な性能が低めに抑えられているため連絡などの普段使い用としておすすめのデュアルOSタブレットです。
HUAWEI MediaPad T5 10
次に紹介するおすすめのデュアルOSタブレットは、「HUAWEI MediaPad T5 10」です。
HUAWEI MediaPad T5 10の仕様・製品情報
画面サイズ | 10.1インチ |
---|---|
画面解像度 | 1920×1080 |
OS | Android、EMUI 8.0 |
メモリ容量 | 2GB |
ストレージ | 16GB(最大256GB) |
HUAWEI MediaPad T5 10のおすすめポイント3つ
- Androidベースの独自OS
- オクタコアCPU
- 最大256ものストレージ拡張
HUAWEI MediaPad T5 10のレビューと評価・評判
オクタコアCPUでサクサク動作するタブレット
HUAWEI MediaPad T5 10は、Android OSをベースにした独自OSであるEMUI 8.0を搭載したタブレットです。
EMUI 8.0はAndroidに比べてアプリの起動が速いなどと言った特殊な機能が付与されています。また、もちろん従来のOSであるAndroidの機能も使えます。
オクタコアのCPUや最大256GBのストレージなどスペックは高いですが、メモリ容量が少ないためメモリをあまり使わないソフト用途におすすめです。
まとめ
おすすめのデュアルOS搭載タブレットについて解説しました。
デュアルOSタブレットを使うことでOSのデメリットを別のOSのメリットでカバーできるなど便利なため、どのOSを使うか迷っている方はデュアルOSタブレットを使ってみてください。
コメントを残す