今やリモートワークの必需品・ホテルルーターの特徴と選び方

ホテルルーターとは

ホテルルーターとは、自宅やホテル、施設等に既に備え付けられている有線LANケーブルを使ってWi－Fiが利用できる環境を整える媒体のことです。有線LANを利用するタイプとホテルや施設内のWi-Fi網を利用するタイプとがあります。

ホテルルーターを使うことによって、モバイルデータ通信サービスのコストを抑えることができる今やネット社会においては必要不可欠なアイテムです。

ホテルルーターの人気メーカー一覧

ホテルルーターの人気メーカー2つと特徴や評価を解説します。

バッファロー(BUFFALO)

本社は愛知県名古屋で、エレコムと同じくパソコン周辺機器メーカーで。エレコム・ アイ・オー・データ機器と並んで日本のトップIT機器大手です。中でもホテルルーターはカラーも豊富だが他社に比べて洗練されたイメージが特徴です。

日本電気(NEC)

東京都港区に本社のある日本電気株式会社（通称NEC)は、住友グループの電機メーカーで、日本のパーソナルコンピューターにおいての貢献度は他社に比べ群を抜いています。ホテルルーターはNEC先端技術による安定性のある受信感度が特徴です。

ホテルルーターの選び方

ホテルルーターの選び方を以下の4つのポイントから解説します。

通信速度で選ぶ

無線LANは“11n”・“11ac”が主な規格となっています。11nの通信速度は最大600Mbpsで、11acは6.9Gbpsぼ最大速度、11nの10倍と言われています。動画配信やデータ量の大きいものを送信することが多い場合は当然bpsの大きい方を選ぶ方が良いでしょう。

11nは2.4GHz帯と5GHz帯、2つの周波数が使えます。一方11acは5GHz帯の周波数を使います。

対応周波数｜5.0GHzがおすすめ

無線LANで使用される周波数帯は、2.4GHzと5GHzが主になります。家電には2.4GHz帯が使われいて時に互いに干渉し、通信が不安定となりますが障害物に対して強く、遠くまで届きます。

一方の5GHz帯は、家電の影響は受けにくく高速通信できるのが特徴です。ただ障害物に対する弱さが若干あり、ルーターの配置を工夫する必要があります。

給電方法｜USB・コンセント

無線LANの給電方法は2通りです。コンセント・USBです。コンセントに直接差し込むタイプのものは、勿論コンセントが必要で限られた環境の中での使用になりますが、コンパクトでPCからの電源も減ることがないのがメリットです。

一方でUSB給電はPCがあればどこでも使用可能なのがメリットですが、PCのバッテリーが蹴ってしまうのがデメリットと言えます。

サイズで選ぶ

ホテルルーターは基本持ち歩いて使うので、サイズはホテルルーターを選ぶのに重要です。移動するのにできるだけ邪魔にならない方がよければ小さいものを、また小さすぎてしまって失くしてしまいそうな不安があれば、少し大きめのを選ぶことをおすすめします。

移動用に使うカバンの大きさと比較しながらサイズを決めるのも一案です。

ホテルルーターの人気おすすめ5選

ホテルルーターの人気おすすめ5選を紹介します。

エレコム WRH-300BK3-S

最初に紹介するおすすめのホテルルーターは、「エレコム WRH-300BK3-S」です。

エレコム WRH-300BK3-Sの仕様・製品情報

エレコム WRH-300BK3-Sのおすすめポイント3つ

エレコム　WRH-300BK3-Sのレビューと評価・評判

スーツの胸ポケットに収まるコンパクトさながら11ngb 300Mbps対応

エレコム WRH-300BK3-Sは、他社の物と比べてその圧倒的なコンパクトさが魅力です。中継器としても使用できるため、出張以外でのシーンでも活躍できます。中継器として使う場合、内部メニューでの設定変更が必要です。

電波干渉を懸念して初期設定は150Mになっている為、こちらも内部設定が必要との口コミがありました。また WRH-300BK3-Sを子機モードで使用すると通信の不安さが多いとの口コミが目立ちました。
　　

日本電気 PA-W500P-W

次に紹介するおすすめのホテルルーターは、「日本電気 PA-W500P-W」です。

日本電気 PA-W500P-Wの仕様・製品情報

日本電気 PA-W500P-Wのおすすめポイント3つ

日本電気 PA-W500P-Wのレビューと評価・評判

NEC先端技術［μEBG構造 ］［μSRアンテナ］を採用

PA-W500Pは、本体のプリント基板内を伝わり基板の端から放射される電磁波ノイズを遮断。アンテナへのノイズの侵入を防ぎ安定した通信を提供します。［μSRアンテナ］の内臓でアンテナが不要、さらにQRコードで接続が簡単です。

口コミでも 接続が安定していて電波感度が強い、給電方法の選択が可能などの高評価が多く見受けられました。ただ2、4Gと5Gの同時接続ができない点などの指摘もあり、本体についてる切り変えが毎回必要との声がありました。

TP-Link WR902AC

次に紹介するおすすめのホテルルーターは、「TP-Link WR902AC」です。

TP-Link WR902ACの仕様・製品情報

TP-Link WR902ACのおすすめポイント3つ

TP-Link WR902ACのレビューと評価・評判

ポケットに入るコンパクトさでWi-Fi規格11acに対応・旧規格である11nの3倍高速。

TP-Link WR902ACはワイヤレスN速度の3倍のWi-Fi規格である802.11acを搭載、最大733Mbpsの無線データ転送速度を可能にしました。USB 2.0共有ポートを搭載。

ルーターながら5V/1Aの充電器としても使用できます。TP-Link WR902ACの通信機能や設定に関しては高い評価を得ながらも、ややサイズ感が大きいとの声もあり、ホテルルーターにコンパクトさを求める方には多少不向きかもしれません。

GL.iNet GL-MT300N-V2 Nano

次に紹介するおすすめのホテルルーターは、「GL.iNet GL-MT300N-V2 Nano」です。

GL.iNet GL-MT300N-V2 Nanoの仕様・製品情報

GL.iNet GL-MT300N-V2 Nanoのおすすめポイント3つ

GL.iNet GL-MT300N-V2 Nanoのレビューと評価・評判

公共ネットワークをプライベートネットワークに変換してインターネットをアクセス

GL.iNet GL-MT300N-V2 Nanoは、OpenWrtセステムがインストール済み。自由なオーダーメイドが可能なlinuxセステムが特徴です。TLSセキュリティプロトコルを利用して、DNS検索を暗号化、プライバシーを保護し、盗聴を防止します。

口コミではデフォルト状態でshadowsocksのクライアント機能がインストールされていて海外使用においてもVPNの数倍～数十倍とかなりの高評価でした。特に海外出張の多いビジネスマンに向いてるホテルルーターといえるでしょう。

FON2412J-SE

最後に紹介するおすすめのホテルルーターは、「FON2412J-SE」です。

FON2412J-SEの仕様・製品情報

FON2412J-SEのおすすめポイント3つ

FON2412J-SEのレビューと評価・評判

世界中の2,200万カ所「Fon Wi-Fiスポット」が無料で利用できる

Fonルーターを自宅に設置し、ユーザー登録を行うと、全世界2,200万カ所の「Fon Wi-Fiスポット」も無料で使い放題が他社にはない特徴のFON2412J-SE。口コミでは自宅でのルーターとしても充分使用可能で、コスパ面から考えても高評価を得ているFON2412J-SE。

日常使いには問題はないような上に、簡単接続で初心者に向いているホテルルーターです。ただ”静的IPで運用している弊社のネットワークでは合わないのか接続できず”というコメントがあり、購入前に使用場所が仕様と合致しているか確認した方がよさそうです。

ホテルルーターのまとめ

社会的にもリモートワークが推奨されている昨今、今後ホテルルーターの必要性もさらに高まって来ることと予想されます。これらを参考にし、自分にあったホテルルーターを探して、より快適なWi－Fiライフを送られてはいかがでしょうか？