パワーアンプと一口に言っても安い物から高いもの、小さいものから大きいものまで様々な種類があります。とはいえ、結局どれを選べばいいのか・使うのが難しくはないか等、不安があり購入できない方も多いと思います。
そこでこの記事では何を基準にパワーアンプを選べばいいか、初心者にはどれがおすすめかなど、様々な観点から紹介します。メーカーも安さ重視の無名メーカーからパイオニアなどの有名メーカーまで価格帯も5000円程の安い物からそれなりに値段は高いながらも性能は素晴らしいものなどを紹介します。
パワーアンプとは?
パワーアンプとはプリアンプやミキサー等の微弱な信号をスピーカー等で長瀬れるように増幅し、出力する機器です。ライブ会場等で使われることが多いため4チャンネル以上あることが多いですが、最近では家庭用向けに2チャンネルのものも出ています。
またプリアンプとパワーアンプを合体させたプリメインアンプというものもあります。プリメインアンプではなくプリアンプとパワーアンプをバラバラに買うメリットは、
・プリアンプではノイズを拾いやすい
・分けることにより各メーカーのものでカスタマイズができる。
といったメリットがあります。
パワーアンプの選び方
パワーアンプの選び方を以下の5つのポイントから解説します。
- ワット数で選ぶ
- コネクタで選ぶ
- アンプの形状|1/4ラック形状・1Uラック形状
- Bluetooth機能の有無
- ハイレゾ対応の有無
ワット数で選ぶ
パワーアンプをワット数で選ぶ場合、家庭内で使う場合は基本的に100ワット以下のもので十分です。自宅にホームシアター等がある人は200ワットまでならいいと思います。あまりワット数が大きくなると比例して音量も大きくなってしまい近所迷惑となってしまいます。
コネクタで選ぶ
パワーアンプ等で使われる端子にはヘッドホン等で使われる「フォーン端子」、ホームオーディオ等で使われる「先バラ端子」、PA等で使われる「スピコン端子」などがあります。
安いスピーカーでもパワーアンプで重低音を強化したりと楽しむことはできますが、基本的にパワーアンプはチャンネルが多く設計されているため通常の3.5mmジャックでは入出力できない物がほとんどです。
今回3.5mmジャックで入出力できるものを一つ紹介するのでぜひご覧ください。
アンプの形状|1/4ラック形状・1Uラック形状
パワーアンプをどこで使うのかによって大きさ、形状が異なってきます。
・1/4ラック形状
デスク等机周辺で使用する際は1/4ラックサイズというコンパクトサイズのパワーアンプ全般がこの1/4ラック形状にあたります。
・1Uラック形状
この形状は主にPA用に使われることが多く、ラックにほかの機材と混ぜて収納することができます。しかし、デスクで単体で使ったり、カーオーディオ等には向いていないというデメリットもあります。
Bluetooth機能の有無
先ほどコネクタ形状によっては入出力できないものもあると言いましたが、逆にBluetoothに対応していて、入力コネクタを気にせずに使えるものもあります。今回入力側でBluetoothに対応しているものを紹介するのでぜひご覧ください。
ハイレゾ対応の有無
従来のCD音源よりもさらに高周波数帯を表現できるようになったハイレゾ音源。再生機器側が対応していてもアンプが非対応だとハイレゾ音源のクオリティーを維持したまま音を出すことができません。再生機器がハイレゾに対応している人などは購入前に確認してください。
パワーアンプのおすすめ5選
パワーアンプのおすすめ5選を紹介します。
Nobsound NS-01G Pro
最初に紹介するおすすめのパワーアンプは、「Nobsound NS-01G Pro」です。
Nobsound NS-01G Proの仕様・製品情報
出力 | 100W(50×2) |
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重量 | 154g |
Bluetooth | 対応 |
3.5mmジャック入力 | 対応 |
材質 | アルミ合金 |
Nobsound NS-01G Proのおすすめポイント3つ
- とにかくコンパクト
- サイズに妥協がない端子数
- 電源の対応幅が広い
Nobsound NS-01G Proのレビューと評価・評判
このサイズでも十分に使える
このELEGIJNT真空管パワーアンプは値段も3380円(2020/5/24現在、Amazon)でサイズは(78×70×38mm)と驚きの安さと小ささ。そしてBluetooth Ver. 5.0 + EDRと高速版のチップが搭載されています。インターフェースはAUXジャック、Micro-B USBジャックがあり、USB2.0 48kHz 16ビット固定となっています。
バナナプラグを使用せずに銅線部分での接続も可能となっていて様々な接続が可能です。
カロッツェリア(パイオニア)
次に紹介するおすすめのパワーアンプは、「カロッツェリア」です。
カロッツェリアの仕様・製品情報
出力 | 100W×4(200W×2) |
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重量 | 550g |
取り付けキット | 付属 |
カロッツェリアのおすすめポイント3つ
- サイズの小ささ
- 付属品の豊富さ
- 新開発の増幅回路
カロッツェリアのレビューと評価・評判
このサイズでこの迫力
極限まで小さなユニットとなっていて、新開発のCLASS D増幅回路を使用し、カーオーディオとして最大限の迫力を発揮します。またL/Rごとに独立した回路を使用するというこだわり。車に察知する際に必要なケーブル類も同封されているためすぐに取り付けることが可能です。
そしてTVCコンセプトというありとあらゆる振動、微妙な歪みまでも吸収、相殺させる技術により車外からの振動による音質の劣化がありません。
フォステクス パーソナル・アンプ
次に紹介するおすすめのパワーアンプは、「フォステクス パーソナル・アンプ 」です。
フォステクス パーソナル・アンプの仕様・製品情報
出力 | 40W×2 |
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重量 | 520g |
電源 | DC12V |
フォステクス パーソナル・アンプのおすすめポイント3つ
- ハイレゾ対応
- オートスタンバイ機能
- 付属ケーブルの充実さ
フォステクス パーソナル・アンプのレビューと評価・評判
高音質な音を聞こう
ステレオ・ミニジャック、RCA端子の入力ができ、ラインレベルで出力ができるためメインスピーカーだけでなくサブウーファーの音量も同時にコントロールすることができます。
また、消費電力は60Wとなっていますがオートスタンバイ機能によりスタンバイ状態になった際の消費電力は1W以下となっています。
オートスタンバイ機能は自由にオンオフできるため、不便に感じたらオートスタンバイ機能をオフにすることもできます。
LEPY
次に紹介するおすすめのパワーアンプは、「LEPY」です。
LEPYの仕様・製品情報
出力 | 45W×4 |
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重量 | 898g |
Bluetooth | 5.0対応 |
LEPYのおすすめポイント3つ
- 様々なメディアに対応
- Bluetoothに対応
- コントローラーが付属
ELEGIANT真空管パワーアンプのレビューと評価・評判
簡単に様々なメディアで聞ける
USBメモリ、SDカードからの再生も可能で、MP3等の圧縮音源しか使えないものの利便性は高く、このパワーアンプ本体で高低音域の調整や、メディア再生のコントロールも可能となっています。
またBluetoothにも対応しているため、スマートフォンから再生することも可能です。FMチューナーもついていてパワーアンプとしてだけではない多機能な使い方ができます。
ヤマハ XP7000
次に紹介するおすすめのパワーアンプは、「ヤマハ XP7000 」です。
ヤマハ XP7000の仕様・製品情報
出力 | 950W×2 |
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重量 | 14kg |
形状 | 2U |
ヤマハ XP7000のおすすめポイント3つ
- 大出力小型化
- 豊富な端子
- アンプから離れたところでのコントロール
ヤマハ XP7000のレビューと評価・評判
省電力で大出力
使用する場所は主に劇場やホールといった場所。従来のヤマハのパワーアンプシリーズよりも50%の消費電力に成功し、2Uとコンパクト設計になっている。そして外部機器を接続することによるモニタリングおよびコントロールが可能となっている。
パワーアンプのまとめ
紹介してきたようにパワーアンプと言っても様々な大きさ、機能、価格帯などがあり、最近では低価格帯で高音質多機能なモデルも多々出ています。まだ何もわからず結局なにを選ばばいいのかわからないという人もまずはこの安いのからで、という始め方でも全然いいと思います。
もっと性能のいい物が欲しくなったら徐々にグレードを上げていってください。ぜひこの機会にパワーアンプを使ってみてはいかがでしょうか?
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