バランスドアーマチュア型イヤホン10選!圧倒的スケールの高解像度サウンドを◎

バランスドアーマーチュア

ドスパラ

国内から海外のオーディオブランドの中から選りすぐりのバランスドアーマチュア型のイヤホンをご紹介します。

中華イヤホンのような価格が安いモデルから十万円前後の超高級モデルまで幅広い価格帯で、その機能や音の傾向などを詳しく解説します。

アーティストの息遣いまで感じられるようなイヤホンを探している方、今のイヤホンの音質に満足していない方、バランスドアーマチュア型イヤホンを初めて買う方など多くの方に有益な情報が満載です。

バランスドアーマチュア型とダイナミック型との違い

そもそもバランスドアーマチュア型のはなんでしょうか。

ここではバランスドアーマードチュアとダイナミック型の構造・音の違いについて解説していきます。

構造の違い

まずは構造の違いについて説明します。

ダイナミック型

簡単に言ってしまえば、音を出す機構の違いです。いわゆるドライバーユニットが違うのです。イヤホンのベーシックな仕組みは電気信号を何らかの力に変換して振動版を動かすことで音エネルギーに変えています。
広く使われている形はダイナミック型といわれるものです。イヤホンのみならずヘッドフォンやスピーカー等にもこの形式が組み込まれています。電気信号は電流なのでそれをボイスコイルというものに通電させ、電磁力による力でダイヤフラム(振動版)が振動します。構造と動作はシンプルであり、製造が簡単であるという事からも一般に普及していると考えられます。(詳細に関しては異なる部分がありますが、理解としてはこのくらいで)

バランスドアーマチェア型

次にバランスドアーマチュア型です。この構造は文字だけでの説明としては難しいものですが、電磁石による駆動という点はダイナミック型と変わりません。ただし電磁力の力でアーマチュアを動かし、その振動を振動版に伝えるというメカニズムです。
これは極端に小型に製造できるという点で優秀です。その分製造コストがかかったり、エントリーラインに採用されないということはお察しの通りです。

音の違い

次にそれによる音傾向の違いについてです。

ダイナミック型

ダイナミック型は再生周波数帯域が広く中低音域の厚み、パワフルなサウンドといったことが音傾向として挙げられます。この形が長らくメーカーで研究されてきたこともあってから、大きさや素材等にこだわることでそうしたポテンシャルを引き出してイヤホンを作っています。

バランスドアーマチェア型

一方でバランスドアーマチュア型は小さくて精密な振動版によって、インプットに対するリアクションの良さ、高域における繊細で高い再現力は抜群です。
しかし低音域をパワフルに押し出すという点では口径の大きな(面積の大きい)振動版のほうが優れているということもあるため、バランスドアーマチュア型イヤホンを解像度とバランスの良いサウンドにチューニングすることに落ち着いているイメージです。
ただし小型であるメリットを生かして、複数の互いにことなる振動帯域を受け持つバランスドアーマチュア型ドライバーを搭載し、欠点を補うものもあります。

簡単にまとめてしまえば、ダイナミック型は低音域に強くパワフルなサウンドが出ます。バランスドアーマチュア型は高域が繊細で解像度の高い音を聞かせてくれるといったところです。

バランスドアーマチュア型イヤホンのおすすめメーカー一覧

バランスドアーマチュア型イヤホンのおすすめメーカー3つと特徴や評価を解説します。

バランスドアーマチュア型イヤホンのおすすめメーカー3つ
  • ソニー(SONY)
  • ウェストン(Westone)
  • オーディオテクニカ(audio-technica)

ソニー(SONY)

こういった少しニッチなランキングから、通常のイヤホンランキングまで、必ずと言っていいほど名前が挙がってくる企業の一つでしょう。

世界のSonyは、国内のエレクトロニクス企業として盤石なファンと高い技術力を擁しています。オーディオ分野でもそれは健全です。ウォークマンで世界を変えたあの時から現在まで、今でこそ普通のノイズキャンセリング機能も、Sonyが先駆けて開発していたものです。
そうした長年の技術の蓄積とベンチャー企業のようなチャレンジ精神も兼ね備えたブランドです。当然バランスドアーマチュア型イヤホンを展開しています。

プロ用のモニターイヤホンを出しているため、フラットで原音に忠実なイヤホンの開発製造を得意としています。その時に使われるドライバーはバランスドアーマチュアです。一般向けにその高い技術力が詰め込まれたイヤホンを高額な値段の価値以上のものあります。(プロ向け製品を技術を一般向け商品に詰め込むのはお得意のようでカメラやスマホでも同じことをしています)

ウェストン(Westone)

このブランドをご存じの方はどれほどいるのかはわかりませんが、相当少ないと思います。というのもプロ向けの製品を手掛ける会社で、エントリーモデルのイヤホンでも一万円を超えてしまうものもあるからです。ただしその技術力はとても高いです。

プロユースのイヤーモニターなどのヒアリング製品を生産する老舗メーカーとして、数多のカスタム製品を製造し、その経験から得られる高度な技術力と品質の良さがプロからも愛される理由です。音の正確性はもちろんですが、長時間利用することも考えた快適なヒアリング環境を提供してくれます。

オーディオテクニカ(audio-technica)

こちらもプロ向けのオーディオ製品を出しています。オーディオテクニカときくと重低音のイメージがある方が多いと思います。というのもオーディオテクニカの一般向け機器のSOLID BASSシリーズがとても有名だからでしょう。

しかしそれ以外のモデルは非常にフラットでモニターイヤホンチックな音傾向を持っています。ダイナミック型のドライバーを搭載した比較的安価な価格のヘッドフォンでもフラットな音傾向持つようにチューニングされているくらいです。幅広い価格帯でそうしたフラットで高解像度の音を奏でるイヤホンを展開しています。

バランスドアーマチュア型イヤホンの選び方

バランスドアーマチュア型イヤホンの選び方を以下の3つのポイントから解説します。

バランスドアーマチュア型イヤホンの選び方3つ
  • 接続方法やタイプで選ぶ|無線・片耳・有線
  • ノイズキャンセリング機能
  • ハイレゾ対応

接続方法やタイプで選ぶ|無線・有線

バランスドアーマチュア型のイヤホンのいいところは、何よりその音質です。
繊細な音まで表現しきる高い再現性や、高音域の強さにあります。
それを無線の圧縮コーディックで聞くというのはなんとなく違和感を感じるでしょう。

もちろん無圧縮コーディックやハイレゾ対応コーデックで繋げないことはありませんが、せっかく高いイヤホンを買うのなら有線をおすすめします。ワイヤレスでいい音で聞きたいというニーズは、バランスドアーマチュア型に求めるべきではないでしょう。

これから紹介するイヤホンは、ながらで聞くのではなく、音楽を聴くことを目的して聴く用途です。音質を求めるのなら有線一択でしょう。

ノイズキャンセリング機能

ノイズキャンセリング機能とは、周辺の音に逆位相をぶつけることで、疑似的に静寂を作り出す技術です。主に屋外での利用が見込まれています。これから紹介するイヤホンはそうした環境で試聴するというよりは、静かに落ち着いた環境でのリスニングを想定されています。そうした意味でノイズキャンセリングがそもそも必要かどうかでいえば、必要ないと思われます。

また逆位相の音をだすことで、せっかくの高解像度の原音にほかの音を重ねていることにもなります。
ただしかし、そうした高音質を外でも聴きたいというニーズに対応した、ノイズキャンセリングイヤホンも存在しています。イヤホン自体がノイズキャンセリング機能があるというより、機器がノイズキャンセリングに対応していて、その規格に対応するイヤホンというケースが多いようです。

ハイレゾ対応

ハイレゾは高音域の音データが大幅に増えます。バランスドアーマチュア型は高音域に強いためハイレゾの対応していることは一つ重要なポイントになるでしょう。
高い再現能力により、ハイレゾ音源が持つ細かな部分や空気感も描き出してくれるでしょう。ただし通常音域でもある程度高いイヤホンなら十分に満足できます。

ハイレゾ音源をお持ちの方、もしくはアップスケーリング機能のある再生デバイスをお持ちの方は、当然ハイレゾに対応したものを、もし圧縮音源しか持っていない方は一度試聴しても違いが感じられるようでしたらハイレゾを選択することを検討してみてください。

バランスドアーマチュア型イヤホンのおすすめ10選

バランスドアーマチュア型イヤホンのおすすめ10選を紹介します。

ソニー XBA-100


ソニー XBA-100の仕様・製品情報

接続方式 有線
リモコン なし
マイク なし
プラグ形状 L型
ハイレゾ対応 なし

ソニー XBA-100のおすすめポイント3つ

  • 中音域が鮮明
  • 遮音性が高い
  • 真鍮ハウジング

ソニー XBA-100のレビューと評価

ソニー XBA-100は、コスパに優れ、中音域重視の人におすすめです。

この価格帯としてはくっきりとした解像度の高い音を楽しめるのが魅力。特に、中音域が強調されたサウンドで、男性ボーカルの音楽をよく聴く人に向いています。

また、管楽器などにも使われる真鍮をハウジングに使用しているため、抜けのよい高音も楽しめます。

こんな方におすすめ
コスパ・中音域重視の人

ソニー XBA-C10 G


ソニー XBA-C10 Gの仕様・製品情報

接続方式 有線
リモコン なし
マイク なし
プラグ形状 L型
ハイレゾ対応 なし

ソニー XBA-C10 Gのおすすめポイント3つ

  • 伸びのあるサウンド
  • ブッシング形状
  • ノイズブロック

ソニー XBA-C10 Gのレビューと評価

ソニー XBA-C10 Gは、伸びのあるボーカルを楽しみたい人におすすめのイヤホンです。

ソニーならではのフルレンジ小型ドライバーは、周波数帯が広がる設計になっているため、非常に伸びのあるサウンドが楽しめます。

また、イヤホンの形状がブッシングになっており、耳から外れにくくなっています。イヤホンが取れるのを気にしなくて良いのは嬉しいですね。

また、ノイズを極力ブロックする設計で、外音も気になりません。価格も良心的なため、ノイズキャンセリングに近い性能を手軽に楽しみたいならぜひ使ってほしいイヤホンです。

こんな方におすすめ
伸びのあるボーカルを楽しみたい人

エレコム EHP-BS100BK


エレコム EHP-BS100BKの仕様・製品情報

接続方式 有線
リモコン あり
マイク あり
プラグ形状 L型
ハイレゾ対応 なし

エレコム EHP-BS100BKのおすすめポイント3つ

  • リモコンマイク付き
  • 低価格
  • 広がりのある中音域

エレコム EHP-BS100BKのレビューと評価

エレコム EHP-BS100BKは、広がりのある中音域を楽しみたい人や、リモコンマイクを使用したい人におすすめです。

バランスドアーマチュア型としては1万円を切る低価格となっており、初心者にもおすすめできます。リーズナブルな製品が多いエレコムならではの特徴です。

米国社製のドライバーにより、低音と高音のバランスも非常に良くなっています。絡みにくい素材のケーブルを使用しているのも嬉しいポイントです。

こんな方におすすめ
コスパ・利便性重視の人

audio-technica ATH-LS300


audio-technica ATH-LS300の仕様・製品情報

接続方式 有線
リモコン なし
マイク なし
プラグ形状 L型
ハイレゾ対応 なし

audio-technica ATH-LS300のおすすめポイント3つ

  • トリプルBA搭載
  • 臨場感
  • 全音域をカバー

audio-technica ATH-LS300のレビューと評価

audio-technica ATH-LS300は、非常に音源に忠実なイヤホンです。

バランスドアーマチュアドライバーを3基搭載しているため、すべての音域を忠実にカバーできます。音源の出音を正確に聞き取りたい人に非常におすすめです。

また、ステンレスのハイブリッド導管により、臨場感のあるサウンドも楽しめます。ライブ音源やコンサートホールの音楽などを聴く機会が多い人なら満足できるサウンドではないでしょうか。

こんな方におすすめ
音源の再現性重視の人

1MORE E1001


1MORE E1001の仕様・製品情報

接続方式 有線
リモコン あり
マイク あり
プラグ形状 L型
ハイレゾ対応 あり

1MORE E1001のおすすめポイント3つ

  • ハイレゾ対応
  • リモコンマイク付き
  • トリプルBA搭載

1MORE E1001のレビューと評価

1MORE E1001は、ハイレゾ音源を楽しみたい人におすすめです。

トリプルバランスドアーマチュアドライバー搭載のため、全音域が正確に再現されます。

リモコンマイクもついており、通話も可能。手元での操作によりさらに便利にイヤホンを使えます。

また、人間工学に基づいたデザインにより、耳への負担がかからない設計になっているのも嬉しいポイントです。長時間のリスニングが多い人におすすめです。

こんな方におすすめ
ハイレゾ音源を楽しみたい人

Westone ウェストン UM Pro20


Westone ウェストン UM Pro20の仕様・製品情報

接続方式 有線
リモコン なし
マイク なし
プラグ形状 L型
ハイレゾ対応 なし

Westone ウェストン UM Pro20のおすすめポイント3つ

  • プロ仕様
  • クリアで正確な音質
  • 編み込みケーブル

Westone ウェストン UM Pro20のレビューと評価

Westone ウェストン UM Pro20は、プロ仕様の本格イヤホンです。

UM Proシリーズはドライバーの数で価格帯が変わってきますが、こちらは比較的手の出しやすいPro20シリーズ。デュアルBAドライバーにより、バランスの良いクリアなサウンドを楽しめます。

また、編み込み型のケーブルにより、タッチノイズが少ないほか、からまりにくく取り回しに優れています。

こんな方におすすめ
本格的なハイエンドイヤホンを求める人

final (ファイナル) F4100


final (ファイナル) F4100の仕様・製品情報

接続方式 有線
リモコン なし
マイク なし
プラグ形状 L型
ハイレゾ対応 なし

final (ファイナル) F4100のおすすめポイント3つ

  • 遮音性が高い
  • ダイレクトな臨場感
  • キャリーケース付き

final (ファイナル) F4100のレビューと評価

final (ファイナル) F4100は、ドライバーが鼓膜に近い設計になっているため、臨場感のあるサウンドをダイレクトに楽しめます。

また、カナル型で遮音性が高く、ノイズが気になりません。没入感を求める人に最適のイヤホンといえるでしょう。

さらに、専用のキャリーケースにより、イヤホンを傷付けずに持ち運びが可能です。長くイヤホンを使用したい人にとっては非常に嬉しい付属品ですね。

こんな方におすすめ
サウンドに臨場感を求める人・遮音性を求める人

Astell&Kern IEM-JH Audio THE SIREN SERIES-Billie Jean


Astell&Kern IEM-JH Audio THE SIREN SERIES-Billie Jeanの仕様・製品情報

接続方式 有線
リモコン なし
マイク なし
プラグ形状 L型
ハイレゾ対応 なし

Astell&Kern IEM-JH Audio THE SIREN SERIES-Billie Jeanのおすすめポイント3つ

  • 全体的にフラットな音質
  • 編み込みケーブル
  • 特許取得のドライバー

Astell&Kern IEM-JH Audio THE SIREN SERIES-Billie Jeanのレビューと評価

Astell&Kern IEM-JH Audio THE SIREN SERIES-Billie Jeanは、マニアックですが確かなクオリティを感じられるイヤホンです。

特許を取得した技術であるfreqphaseにより、デュアルドライバーとの位相を制御します。これにより、非常にフラットな音質を楽しめます。特定の音域に特化しないサウンドが好みの人におすすめです。

また、編み込みケーブルのためからみにくく、タッチノイズも軽減されています。

こんな方におすすめ
マニアックで高品質なイヤホンを求める人

SHURE シュア AONIC 3


SHURE シュア AONIC 3の仕様・製品情報

接続方式 有線
リモコン あり
マイク あり
プラグ形状 I型
ハイレゾ対応 なし

SHURE シュア AONIC 3のおすすめポイント3つ

  • コンパクトデザイン
  • 遮音性が高い
  • リモコンマイク付き

SHURE シュア AONIC 3のレビューと評価

SHURE シュア AONIC 3は、コンパクトで遮音性が高い高品質のイヤホンです。

シュアのなかでも最小クラスのボディは、スリムで耳に馴染みます。負担が少ないため、長時間のリスニングにも適しています。

ドライバーはシングルバランスドアーマチュアを採用しており、原音の正確性を重視。サウンドに余計な色付けが必要ない人におすすめです。

また、リモコンマイクが付いているため、通話も可能です。

こんな方におすすめ
耳への負担が少ないイヤホンを求める人

Yinyoo KZ AS06


Yinyoo KZ AS06の仕様・製品情報

接続方式 有線
リモコン あり
マイク あり
プラグ形状 L型
ハイレゾ対応 なし

Yinyoo KZ AS06のおすすめポイント3つ

  • トリプルBAドライバー
  • 低価格
  • 低音寄りのサウンド

Yinyoo KZ AS06のレビューと評価

Yinyoo KZ AS06は、バランスドアーマチュア型としては圧倒的な低価格が魅力のイヤホンです。

トリプルBAドライバー搭載で、各音域のバランスがクリアに再現されています。特に、力のある低音を楽しみたい人におすすめです。

購入直後は少し尖った印象のサウンドとなっているため、公式でエージングが推奨されています。リモコンマイクを使えることも考えると、非常にコスパの高いイヤホンといえます。

こんな方におすすめ
とにかく予算を抑えたい人

バランスドアーマチュア型イヤホンのまとめ

比較的高額なバランスドアーマチュア型イヤホンは、こだわりのある人への需要が大きいですが、ひとたび魅力を知れば病みつきになること間違いなしです。

ぜひこの記事を参考に、あなたにぴったりのバランスドアーマチュアイヤホンを手に入れましょう。

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