「外付けGPUってなに?」
「メリットやデメリット、注意点が知りたい」
「買いたいけど選び方がわからない」
「おすすめの小型外付けGPUが知りたい!」
こういった疑問や悩みにこたえる記事です。
普通のノートパソコンでも快適にゲームがしたいですよね。 小型GPUを接続すれば、ノートパソコンでも、ゲーミングPCのように快適にゲームや動画編集ができます。
今回は、小型外付けGPUについてわかりやすくまとめていきます。
- 外付けGPUとはなにか
- 小型外付けGPUはどんな人におすすめか
- 小型外付けGPUの価格帯
- 外付けGPUの注意点
- 小型外付けGPUのメリット、デメリット
- 小型外付けGPUの選び方
- 小型外付けGPUのおすすめ5選
小型外付けGPUについて知りたい方はぜひ最後まで読んでみてください。
目次
外付けGPU(グラフィックボード)の基本情報
ここでは外付けGPUの基本情報について、以下にそって解説していきます。
- 外付けGPU(グラフィックボード)とは?
- 小型外付けGPUはこんな方におすすめ!
- 小型外付けGPUの価格帯
外付けGPU(グラフィックボード)とは?
外付けGPUとは、GPUBOXともよばれており、ノートパソコンやデスクトップPCに外付けして、グラフィックボードを搭載する機器です。
PC本体ではなく、外部にグラフィックボードを拡張するため、パソコンのサイズや種類に関係なく増設できることが最大の特徴ですね。
外付けGPUには「後付けタイプ」「内蔵タイプ」の2種類あります。
後付けタイプは、目的や用途に合った製品を自分で選んで使いたい方におすすめで、内蔵タイプは、GPU選びや設置作業に抵抗がある方におすすめです。
小型外付けGPUはこんな方におすすめ!
「設置スペースが足りなくて外付けGPUが置けない」「ノートパソコンでもPCゲームや動画編集がしたい」という方には小型外付けGPUがおすすめです。
なぜなら、サイズを抑えており、小さいスペースでもゆとりをもって設置できるから。
、動画編集やゲームプレイにスペックが足りないデスクトップPCでも、ケーブルで接続することでゲーミングPCの役割を果たせます。
小型外付けGPUの価格帯
小型外付けGPUの価格帯は5万〜30万円です。搭載されているグラフィックボードの価格に左右されるため、価格差が大きくなっています。
後付けタイプは、BOXの価格+別で用意するグラフィックボードの価格。内蔵タイプは、BOXとグラフィックボードがセットの価格になります。
また製品の性能以外にも、電源や冷却機能、サイズなどでも価格は前後します。
外付けGPU(グラフィックボード)の注意点
外付けGPUの注意点は以下の3つです。
対応しているOSが限られているものがある
Thunderbolt3などの専用ケーブルが必要
設置スペースが必要
外付けGPUは全てのOSに対応しているわけではなく、Macだけに対応しているものやWindowsだけに対応しているものがあります。さらにMacOSに対応していても、M1チップ搭載のPCには外付けGPUは使えないので注意しましょう。
外付けGPUとパソコンを接続するにはThunderbolt3などの専用ケーブルが必要で、接続するPCもIntelプロセッサとThunderbolt 3ポートに対応している必要があります。
また、性能の良い製品はサイズが大きくなります。それだけ設置場所の確保も大変になるので、注意しましょう。
小型外付けGPU(グラフィックボード)のメリット
小型外付けGPUのメリットを3つ解説します。
- 簡単に取り外しができる
- PCの排熱対策になる
- ノートパソコンにも対応している
簡単に取り外しができる
小型外付けGPUは取り外しが簡単です。
通常、GPUを増設する場合はPCを分解して増設しますが、確認事項や手順が多く、面倒と感じる方も多いですよね。しかし小型外付けGPUはケーブルで接続するだけで利用できるため、増設や取り外しが簡単です。
ゲームや動画編集をする時だけ接続すれば、不要な電力消費を防げて電力の節約になりますね。
PCの排熱対策になる
PCパーツのなかでも、グラフィックボードは特に温度が高くなりやすく、熱がたまるとパフォーマンスが落ちたりゲームが固まったりすることがあります。
しかし小型外付けGPUは、発熱しやすいパーツをPC本体ではなく、外付けで設置しているため、排熱がスムーズに行えます。
外付けGPUのなかには、熱を外部に逃がすためのファンや、ケースの材質などで冷却効果を高めている製品があります。そのため購入の際は、冷却効果があるかどうかもチェックしてみましょう。
ノートパソコンにも対応している
通常のノートパソコンは、グラフィックボードの交換や増設が難しかったり、取り付けできなかったりしますよね。
しかし小型外付けGPUは、対応ケーブルでパソコンと接続できるため、ノートパソコンでも簡単にグラフィックス性能が向上できます。
普段使いのノートパソコンでも、ゲーミングPCのように動画編集やゲームができるようになるのは大きなメリットですね。
小型外付けGPU(グラフィックボード)のデメリット
小型外付けGPUのデメリットを2つ解説します。
- 高額な商品が多い
- 通常の外付けGPUに性能で劣る
高額な商品が多い
小型外付けGPUは「外付けGPUBOXの価格」+「グラフィックボードの価格」になるため、高額な製品が多いです。
グラフィックボードだけで5万円を超えるものが多く、高いと30万円前後します。外付けGPUBOX単体でも3〜5万円前後するため、合計で10万円以上する場合が多いですね。
小型外付けGPUを購入する際は、あらかじめ予算を決めておき、その中でゲームや動画編集など、自分の目的や用途に合った製品を検討しましょう。
通常の外付けGPUに性能で劣る
小型外付けGPUは、通常の製品と比べると性能面で劣ります。なぜなら、搭載できるサイズが限定されているから。
通常の製品よりもサイズを抑えているため、冷却機能が優れたトリプルファンモデルはおろか、ダブルファンモデルでもサイズがオーバーする可能性があります。
高いスペックを必要とするゲームや、高度な動画編集をするには、それだけ性能の高いものが必要なので、目的や用途を考えてどちらが合っているかの見極めが必要ですね。
小型外付けGPU(グラフィックボード)の選び方
小型外付けGPUの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- GPUのサイズで選ぶ
- 電源の大きさで選ぶ
- グラフィック性能で選ぶ
GPUのサイズで選ぶ
GPU内蔵タイプであれば、サイズを気にする必要はありませんよね。しかしGPUを別で購入する場合、GPUがBOXに入るかのチェックが必要です。BOXのサイズを超える製品は搭載できないので注意しましょう。
また占有スロットが記載されている商品は対応規格が決まっているため、搭載したいグラボが対応しているか確認が必要ですね。縦幅、横幅、高さも確認しましょう。
電源の大きさで選ぶ
消費電力を考えて、搭載されている電源の大きさをチェックしましょう。製品によっては消費電力が大きく、補助電源が必要なものもあります。
補助電源が必要な製品を選ぶ際は、6ピンや8ピンなど補助電源端子が備わっているGPUBOXを選ぶ必要があります。電力が足りているかもあわせてチェックしましょう。
グラフィック性能で選ぶ
小型外付けGPUは、搭載されているグラフィックボードによって性能が左右されます。ゲームや動画編集する場合、どのくらいの性能があれば快適にできるかの確認が必要ですね。
もし内蔵タイプで合ったものが無ければ、後付けタイプで自分に合ったものを探しましょう。ただし性能が高い製品は、それだけ価格も高くなります。
製品の性能がCPUについていけない、ボトルネックと呼ばれるケースもあり、ボトルネックが起きると本来の性能を発揮できない可能性があるので注意が必要ですね。
小型外付けGPU(グラフィックボード)のおすすめ5選
小型外付けGPUのおすすめ5選を紹介します。
SPARKLE TBX-240FU
最初に紹介するおすすめの小型外付けGPU(グラフィックボード)は、「SPARKLE TBX-240FU
」です。
SPARKLE TBX-240FUの仕様・製品情報
対応OS | macOS 10.13.4以降、Windows10 |
---|---|
サイズ | 6.8cm x 21.5mm x 15.3mm |
電源 | 最大150W |
重量 | 860g |
項目5 | 項目5の情報 |
搭載GPU | 非搭載 |
SPARKLE TBX-240FUのおすすめポイント3つ
- Mac/Windowsの2つのOSに対応
- 冷却ファン搭載
- コンパクトで設置場所をとらない
SPARKLE TBX-240FUのレビューと評価・評判
設置場所を抑えて使いたい方におすすめ
SPARKLE TBX-240FUはサイズが68mmx215mmx153mmと、GPUBOXの中でもコンパクトに設計されているため、設置スペースを抑えてPCのグラフィック性能を向上できます。
さらに本体側面にはファンが搭載されているため、グラフィックボードの放熱対策になります。またGPU後付けタイプのため、自分の用途に合ったものを選んで付けられますね。
GIGABYTE RX 580 GAMING BOX
次に紹介するおすすめの小型外付けGPU(グラフィックボード)は、「GIGABYTE RX 580 GAMING BOX」です。
GIGABYTE RX 580 GAMING BOXの仕様・製品情報
対応OS | macOS 10.13.4以降、Windows10 |
---|---|
サイズ | 17.2cm x 13.1cm x 3.9cm |
電源 | 450W |
重量 | 1370g |
搭載GPU | AMD Radeon RX 580 |
GIGABYTE RX 580 GAMING BOXのおすすめポイント3つ
- AMD Radeon RX 580搭載
- 3つのUSBポート
- 1,670万色のカラーライティング対応
GIGABYTE RX 580 GAMING BOXのレビューと評価・評判
AMD Radeon RX 580搭載の小型外付けGPU
GIGABYTE RX 580 GAMING BOXはAMD Radeon RX 580搭載の小型外付けGPUです。AMD Radeon RX 580は、高画質にこだわらずに軽いゲームを快適にプレイしたい人におすすめです。
さらにキーボードやマウスを接続できる3つのUSBポートと、1基のQuick Charge 3.0対応充電用ポートを搭載しているためスマホの充電もできます。
Sonnet eGPU Breakaway Puck RX 5500 XT
次に紹介するおすすめの小型外付けGPU(グラフィックボード)は、「Sonnet eGPU Breakaway Puck RX 5500 XT」です。
Sonnet eGPU Breakaway Puck RX 5500 XTの仕様・製品情報
対応OS | macOS Catalina 10.15.7以降 |
---|---|
サイズ | 15.2cm x 13cm x 5.1m |
電源 | 230W |
重量 | 860g |
搭載GPU | AMD Radeon RX 5500 XT |
Sonnet eGPU Breakaway Puck RX 5500 XTのおすすめポイント3つ
- Radeon RX 5500 XT搭載
- 最大4台の4Kディスプレイに接続可能
- 薄型、軽量でデザイン性が高い
Sonnet eGPU Breakaway Puck RX 5500 XTのレビューと評価・評判
持ち運び可能なコンパクトサイズ
Sonnet eGPU Breakaway Puck RX 5500 XTは15.2cmx13cmx5.1cmと薄型で軽量なコンパクトサイズで、ノートパソコンと一緒に持ち運んで使いたい方におすすめです。GPUはAMD Radeon RX 5500 XT搭載で、動画編集やゲームも快適にこなせます。
またインターフェースはDisplayPortx1、HDMIx1、Thunderbolt 3×2、USB3.2 Type-Ax2を備えているため、マルチディスプレイで作業したい方にもおすすめです。
AKiTiO Node Titan
次に紹介するおすすめの小型外付けGPU(グラフィックボード)は、「AKiTiO Node Titan」です。
AKiTiO Node Titanの仕様・製品情報
対応OS | macOS 10.13.4以降、Windows10 |
---|---|
サイズ | 357mm x 135mm x 266mm |
電源 | 650W |
重量 | 3500g |
搭載GPU | なし |
AKiTiO Node Titanのおすすめポイント3つ
- 取手付きで持ち運びに便利
- 650Wの大容量電源搭載
- 冷却性能が高い放熱開口部
AKiTiO Node Titanのレビューと評価・評判
ハイエンドGPU搭載可能な外付けGPUBOX
AKiTiO Node Titanは650Wの大容量電源を搭載した外付けGPUBOXです。ボードサイズはフルレングス、2.5スロット占有タイプまで対応しており、ハイエンドGPUを搭載して3DゲームやFPSを快適にプレイしたい方におすすめです。
また2基の大型ファンと本体側面、電源ユニットにメッシュ構造の放熱用開口部を搭載しているため冷却性能を高めています。
しかし他の製品と比較すると大きめのサイズなので、設置する際はスペースに注意しましょう。
GPD G1 国内正規版 外付けeGPU OCulink
次に紹介するおすすめの小型外付けGPU(グラフィックボード)は、「GPD G1 国内正規版 外付けeGPU OCulink」です。
GPD G1 国内正規版 外付けeGPU OCulinkの仕様・製品情報
対応OS | macOS 12.1以降、Windows10/11 |
---|---|
サイズ | 19.6cm x 12.0cm x 3.2cm |
電源 | 330W |
重量 | 869g |
搭載GPU | AMD Radeon X7600 |
Sapphire GearBox 500 Sapphire PULSE Radeon RX 6600 XT 搭載モデルのおすすめポイント3つ
- 330Wの大容量電源搭載
- 高性能GPU搭載
- 多種多様なUSBポートを搭載
GPD G1 国内正規版 外付けeGPU OCulinkのレビューと評価・評判
高コスパ小型外付けGPU
GPD G1 国内正規版 外付けeGPU OCulinkは、高コスパな小型GPUが欲しい方におすすめです。
搭載されているグラフィックボードは、ミドルクラスの製品で、ノートパソコンに接続すれば、ゲーミングPCのように高負荷な3Dゲームや競技性の高いFPSも快適にプレイできます。
また搭載されている端子は100Wの給電に対応しており、ノートパソコンの充電も可能です。
ライターあとがき
小型外付けGPUは「普段使いのノートパソコンでも、ゲーミングPCのように動画編集やゲームを快適にしたい」という方におすすめです。
小型外付けGPUを選ぶ際は、PCが対応しているかはもちろん、サイズや電源の大きさ、グラフィック性能などを考えてしっかりと選ぶ必要があります。
メリット、デメリットを考えて自分に合ったものを選びましょう。
この記事を参考に、あなたに合った一台が見つかれば嬉しいです。
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