選び方やおすすめメーカーの解説が終わったのちに、数あるゲーミングキーボードの中から、FPSに向いたゲーミングキーボードをピックアップしておすすめ商品としてご紹介します。
目次
FPS向けキーボードとは?
FPS向けキーボードとは、一般のキーボードとは違い、ゲーミングに特化したキーボードが揃います。FPSではプレイ中にキーの同時入力が求められるシーンが多い為、キーの同時押し(キーロールオーバー)に対応したゲーミングキーボードは必須と言っても過言ではありません。
ほかにもゲーミングキーボードは長時間のゲーミング想定して耐久性や疲れにくさを意識した設計がされている商品も多い為、より本格的にFPSゲームに取り組みたい人は必需品のアイテムと言えるでしょう。
FPS向けキーボードの注目したい機能・性能
FPS向けキーボードの注目したい機能・性能を3つ解説します。
- マクロキー・同時押し対応
- 色あざやかなバックライト
- キーの耐久性
マクロキー・同時押し対応
ゲーミングキーボード特有の特徴として、あらかじめ割り当てたコマンドを入力するマクロキーとキーの同時押し対応(キーロールオーバー)の二つが挙げられます。マクロキーはFPSにおいてはそこまで出番がない機能ではありますが、MMORPGやゲーミング以外の用途で活躍できる機能です。
同時押し対応は、FPSゲームをする上で非常に重要となる機能です。しかし、FPSの操作はゲーミングマウス側で設定できることも想定すると、そこまで多くのキーロールオーバーは必要ありません。おおよその目安ですが、6つ程度の同時押しに対応していれば、FPS用として充分に使用できるでしょう。
色あざやかなバックライト
FPS向けのゲーミングキーボードは、商品にもよりますが非常にカラフルなLDEライトを搭載しているモデルが存在しています。機能面には直接は関わらないものの、俗にいうゲーミングデバイスらしいカッコよさを求める人は注目してみると良いでしょう。
大半のゲーミングキーボードはバックライトをオフにできるので、ライトが不要な場合はオフにできるのも安心ですね。
キーの耐久性
一般的なキーボードと違い、ゲーミングを目的として作られたキーボードはキーの耐久性を高めた設計がされたモデルが多い事も特徴です。キーストローク5000万回に耐える製品も近年では非常に多く見かけられるほか、中には一億回以上のキー入力に耐えるようなモデルも存在しています。
基本的に年単位で使える長寿な商品が揃う事もゲーミングキーボードの特徴の一つと言えるでしょう。
FPS向けキーボードのおすすめメーカー一覧
FPS向けキーボードのおすすめメーカー3つと特徴や評価を解説します。
- Logicool
- Razer
- Corsair
Logicool
Logicool(ロジクール)のゲーミングキーボードは、価格帯が広く、コスパに優れたキーボードもあれば機能性を追求したハイエンドモデルまで幅広いニーズに答えているおすすめのメーカーです。ゲーミングデバイスとして販売している製品は、「Logicool G」というブランドで販売しています。
ロジクールのキーボードは無線通信に優れた製品が人気を得ており、特に「Unifying」と呼ばれる独自の無線通信技術が取り入れられたキーボードは遅延が少ない事で注目を得ています。
Razer
Razer(レイザー)のゲーミングキーボードは、プロゲーマーも実際に使用しているような本格的なモデルが揃う事が強みです。
Razerのキーボードには、ほかのメーカーにはない独自のキー構造を取り入れています。特に打鍵感に優れる「グリーンスイッチ」や静音性と反応性に優れた「イエロースイッチ」が好評です。
Corsair
Corsair(コルセア)のキーボードは、Razerほどの知名度は国内では無いものの、ゲーマー向けに特化した製品が揃い、特に海外で注目を得ているデバイスメーカーです。
LEDライトを備えたゲーミングデバイスらしいクールな製品やアルミニウムが使われた高級感のある製品など、デザインに優れるキーボードが揃う点が特徴です。手首を置けるレスト機構がついた製品も多く見られ、長時間のゲーミングに向いた製品が見られる事も強みです。
FPS向けキーボードの選び方
FPS向けキーボードの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- キー構造で選ぶ
- 接続方式を確認
- テンキーの有無で選ぶ
キー構造で選ぶ
キーボードには製品によって用いられているキー構造が違います。一般的なキーボードに見られるメンブレン方式は、価格が安く、商品数が多い点が強みです。反面、反応の早さや耐久性・使い心地では劣ります。
ゲーミングキーボードに良く見かけられるメカニカル方式は、キー一つ一つ独立した構造で、耐久性と使用感・打鍵感に優れます。更にメカニカルキーには青軸・赤軸・茶軸といった種類が存在し、打鍵感や静音性に違いが見られます。
接続方式を確認
有線タイプのキーボードは、USBタイプとPS/2タイプの二種類に分けられます。USBタイプは互換性が強みで、幅広い機器に使いまわせる点が強みです。対してPS/2はキーの同時押しの入力数に制限がないので、同時押しにこだわりたい人に向いています。
有線タイプの対として、無線タイプもあります。ケーブルレスでとても扱いやすいのがメリットですが、遅延の問題があるので、遅延が少ない製品を選ぶなど商品選びには注意が必要です。
テンキーの有無で選ぶ
ゲーミングキーボードには、テンキーがあるフルキーボードとテンキーの無いテンキーレスキーボードの二種類が有ります。FPS専用デバイスとしてキーボードを選ぶのであれば、スペースを取らずに済むテンキーレスがおすすめです。
反面、ゲーミング以外に普段使いとして兼用するのであれば、テンキーがあるフルキーボードの方が向いているでしょう。自身の使い方に合ったキーボードを選んでみてください。
FPS向けキーボードのおすすめ9選
FPS向けキーボードのおすすめ9選を紹介します。
東プレ REALFORCE RGB
最初に紹介するおすすめのFPS向けキーボードは、「東プレ REALFORCE RGB」です。
東プレ REALFORCE RGBの仕様・製品情報
サイズ | 幅142x奥行455x高さ30mm |
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キー構造 | 静電容量無接点方式 |
接続 | 有線 |
テンキー | 有り |
東プレ REALFORCE RGBのおすすめポイント3つ
- チャタリングが起きず耐久性の高い静電容量無接点方式
- 疲れにくくやわらかな打鍵感が特徴のREALFORCE 独自のキー構造
- キーの感度を調節する「APC機能」
東プレ REALFORCE RGBのレビューと評価・評判
フェザータッチとも例えられる打鍵感の心地よさ・疲れにくさが強み
「東プレ REALFORCE RGB」は、独自のキー構造が非常に好評です。フェザータッチと例えられるほどの心地のいい打鍵感と疲れにくさが評価されており、また摩擦がほとんどおきず耐久性が非常に高い静電容量無接点方式のキーボードであることにも注目です。
またキー感度を調節する「ARC機能」という特徴的な機能がついています。FPSでは高感度で、普段使いでは誤入力を無くす低感度を設定と言った使い分けができます。価格が高めな事・生産が終了しており商品数が少なくなっている点には注意が必要です。
Razer Cynosa Chroma
次に紹介するおすすめのFPS向けキーボードは、「Razer Cynosa Chroma」です。
Razer Cynosa Chromaの仕様・製品情報
サイズ | 幅174x奥行453×高さ33mm |
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キー構造 | メンブレン |
接続 | 有線 |
テンキー | 有り |
Razer Cynosa Chromaのおすすめポイント3つ
- 非常に低コスト
- 低価格ながらRazerらしいクールで高級感のあるデザイン
- 耐水性を向上する「スピル・レジスタンス構造」
Razer Cynosa Chromaのレビューと評価・評判
コストの削減を追求したRazer製ゲーミングキーボード
「Razer Cynosa Chroma」は、数あるRazer製ゲーミングキーボードの中でも非常に低価格なモデルです。コストを抑えつつも、Razer特有のゲーミングデバイスらしいクールで高級感のあるデザインは保たれています。
キーボードは「スピル・レジスタンス構造」が取り入れられており、ある程度の耐水性が備わっている点も強みです。反面、キー構造はメンブレン方式なため、長時間の使用時は手が付かれるケースも考えられます。
Razer Huntsman Tournament Edition
次に紹介するおすすめのFPS向けキーボードは、「Razer Huntsman Tournament Edition」です。
[Razer Huntsman Tournament Editionの仕様・製品情報
サイズ | 幅362x奥行140×高さ37mm |
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キー構造 | リニアオプティカルスイッチ |
接続 | 有線 |
テンキー | 無し |
Razer Huntsman Tournament Editionのおすすめポイント3つ
- テンキーレスのコンパクトタイプ
- 高い耐久性を誇るリニアオブティカルスイッチ
- 印字が消えにくいキーキャップ素材
Razer Huntsman Tournament Editionのレビューと評価・評判
一億回もの耐久力を誇るオブティカルスイッチが強み
「Razer Huntsman Tournament Edition」は、Razer独自のキー構造「オブティカルスイッチ」が特徴です。一億回以上のキー入力に耐えるメカニカルキーかつ、40gと軽量なので耐久性と疲れにくさを両立させたキー構造になっています。
テンキーレスモデルなので、PC周りをスッキリさせたい人にもおすすめなゲーミングキーボードです。
Razer Ornata Chroma
次に紹介するおすすめのFPS向けキーボードは、「Razer Ornata Chroma」です。
Razer Ornata Chromaの仕様・製品情報
サイズ | 幅463×奥行153×高さ31mm |
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キー構造 | メカ・メンブレン |
接続 | 有線 |
テンキー | 有り |
Razer Ornata Chromaのおすすめポイント3つ
- メカニカルとメンブレンの両方の要素を備える「メカ・メンブレン方式」
- Razer製品の中では比較的安価
- Chromaライティングで八種類のエフェクトを設定可能
Razer Ornata Chromaのレビューと評価・評判
メカ・メンブレン特有の打鍵感とコストの安さ
「Razer Ornata Chroma」は、メカ・メンブレンと呼ばれる独自のキー構造が特徴です。メンブレンの打鍵感にメカニカル特有の「カチッ」とした打鍵音がなり、ほかのキーボードにはないタイピングする楽しさを感じられるキーボードに仕上がっています。
またRazer製キーボードの中でも比較的安価な事、Chromaライティングで八種類ものエフェクトを設定でき、色彩豊かなLEDバックライトを楽しめる事も特徴です。
NPET K10
次に紹介するおすすめのFPS向けキーボードは、「NPET K10」です。
NPET K10の仕様・製品情報
サイズ | 幅435x奥行130x高さ35m |
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キー構造 | メンブレン |
接続 | 有線 |
テンキー | 有り |
NPET K10のおすすめポイント3つ
- 圧倒的なコストの安さ
- 26のキー同時押しに対応
- 6000万以上のクリックに耐える耐久性
NPET K10のレビューと評価・評判
とにかくコストを重要視するならおすすめのキーボード
「NPET K10」は、トップクラスのコストの安さが特徴です。ゲーミングキーボードをとにかく安く導入したい人や、初めてゲーミングキーボードを購入する初心者の人などにおすすめな商品です。
低価格ながらも26のキーロールオーバーに対応しているので、FPS用のキーボードとしても相性が良いです。キー構造はメンブレン方式なので、その点は注意しておきましょう。
Corsair K65 LUX Cherry MX RGB Red
次に紹介するおすすめのFPS向けキーボードは、「Corsair K65 LUX Cherry MX RGB Red」です。
Corsair K65 LUX Cherry MX RGB Redの仕様・製品情報
サイズ | 幅355x奥行165×高さ38mm |
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キー構造 | Cherry MX RGB赤軸 |
接続 | 有線 |
テンキー | 無し |
Corsair K65 LUX Cherry MX RGB Redのおすすめポイント3つ
- 静音性と耐久性に優れる「赤軸」キー
- 1680万色のカラフルなLEDバックライト
- 取り外し可能なバームレスト・USBパススルー搭載
Corsair K65 LUX Cherry MX RGB Redのレビューと評価・評判
テンキーレスで非常に人気の高いコルセア製キーボード
「Corsair K65 LUX Cherry MX RGB Red」は、テンキーレスキーボードの中でメジャー商品と言う声も多数挙がっている人気モデルです。静音性と耐久性が特徴の「赤軸」キーが使われているので、タイプ音による周りへの迷惑も考えなくていい事・手が疲れにくいことが好評です。
Corsair K65は、赤軸ではなく茶軸を搭載した「Corsair K65 RGB RAPIDFIRE」というモデルもあります。Corsair K65 RGB RAPIDFIREは赤軸よりも入力速度が優れているため、ゲーミングに特化した製品を探している人はそちらも一考です。
Logicool G Pro X キーボード
次に紹介するおすすめのFPS向けキーボードは、「Logicool G Pro X キーボード」です。
Logicool G Pro X キーボードの仕様・製品情報
サイズ | 幅361×奥行き153×高さ34mm |
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キー構造 | メカニカル |
接続 | 有線 |
テンキー | 無し |
Logicool G Pro X キーボードのおすすめポイント3つ
- リニア・タクタイル・クリッキー 三種類のキーにカスタマイズ可能
- 一つ一つのキーが換装可能
- 二年の長期保証
Logicool G Pro X キーボードのレビューと評価・評判
独立したメカニカルキーと換装可能なキートップでカスタマイズの幅が広い
「Logicool G Pro X キーボード」の特徴は、なんといってもキー一つ一つが好みのキー軸にカスタマイズできる点です。リニア・タクタイル・クリッキーの三種類のキートップが換装可能で、使用感や打鍵感の好みでカスタマイズできるのがLogicool G Pro X キーボードの強みです。
デフォルトで搭載されているのは青軸に近い特徴を持つクリッキーのキートップですが、リニアやタクタイルは別売りとなっているのでその点は注意しておきましょう。
Logicool G G613
次に紹介するおすすめのFPS向けキーボードは、「Logicool G G613」です。
Logicool G G613の仕様・製品情報
サイズ | 幅478×奥行216×高さ33mm |
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キー構造 | Romer-Gメカニカルスイッチ |
接続 | 無線 |
テンキー | 有り |
電力 | 単三乾電池×2 |
Logicool G G613のおすすめポイント3つ
- カスタマイズ可能な6つのGキー
- 耐久性・反応性を追求したRomer-Gメカニカルスイッチ
- LIGHTSPEEDワイヤレステクノロジーによる遅延の無い無線通信
Logicool G G613のレビューと評価・評判
遅延の無いワイヤレスゲーミングキーボードを探している人におすすめ
「Logicool G G613」は、ロジクール独自の技術「LIGHTSPEEDワイヤレステクノロジー」により、遅延の無いワイヤレス通信が可能なワイヤレスキーボードです。FPSでは遅延の有無が非常に大切になるので、遅延の無いワイヤレスキーボードを探している人におすすめです。
マクロなどの設定に役立つ六つのGキーや、反応性・耐久性を追求したRomer-Gメカニカルスイッチを搭載している点にも注目です。
Corsair STRAFE RGB MK.2 Cherry MX Silent
次に紹介するおすすめのFPS向けキーボードは、「Corsair STRAFE RGB MK.2 Cherry MX Silent」です。
Corsair STRAFE RGB MK.2 Cherry MX Silentの仕様・製品情報
サイズ | 幅448×奥行170×高さ40mm |
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キー構造 | 赤軸 |
接続 | 有線 |
テンキー | 有り |
Corsair STRAFE RGB MK.2 Cherry MX Silentのおすすめポイント3つ
- 静音性に優れるサイレント軸搭載
- USBパススルー・リストレスト搭載
- FPS専用に作られたキートップ付属
Corsair STRAFE RGB MK.2 Cherry MX Silentのレビューと評価・評判
静音性を追求するならおすすめのサイレント軸搭載モデル
「Corsair STRAFE RGB MK.2 Cherry MX Silent」は、通常のメカニカルキーより静音性を向上した「サイレント軸」を搭載したゲーミングキーボードです。アパートや家族住まいの人など、タイプ音を極力抑えられるようなキーボードを探している人におすすめです。
FPSゲームで使用機械が多いW・A・S・Dの四つのキーに、FPS専用のラバー加工されたキートップが付属されている点も特徴です。
FPS向けキーボードのまとめ
FPS向けゲーミングキーボードの特徴や、おすすめのメーカー、選び方のポイントやおすすめの商品をご紹介しました。FPSをより有利に進めていくにはこだわったデバイス選びも大切です。今回ご紹介したさまざまな情報を参考に、自分に合ったゲーミングキーボードを選んでみてください。
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